旬の素材をつかうことが基本です
漬け物とひと口に言っても、春夏野菜、秋冬野菜と、四季に応じた野菜をつかった漬け物が、なんといってもいちばん美味しいのです。
とくに浅漬けは古漬けのような保存食ではないため、野菜を素材自体の味を生かしながら短時間で漬けるもの。だから旬の新鮮な野菜をつかうことが、美味しい浅漬けを作るために絶対必要な基本条件なのです。
春夏野菜の浅漬けから紹介していきましょう。香りさわやかでごはんがすすむ「即席しば漬け」は、夏に出盛りの野菜で簡単に作れます。
材料
・きゅうり
・なす
・みょうが
・新しょうが計1kg
・塩40g
・梅酢2/3カップ
・みりん大さじ2
・梅干しの赤じそ適量
作り方
1:すべてを食べやすい大きさに切り、塩をもみこんで重石をし、1日おく。
2:翌日、野菜の水けを十分にしぼって容器に入れ、梅酢とみりんをまわし入れる。
3:赤じそを加え、全体になじむように混ぜる。
4:落としぶたをし1kg程度の重石を載せる。漬けた翌日から食べられ、3日くらいで食べきるようにします。
コツは作り方2の水けのしぼり方。ここで余分な水分が残っていると、味がぼやけたしば漬けになるのでしっかりと。梅酢は市販のもので、赤じそも市販の梅干しに入っているものでOKだから、特別な材料は必要ありません。